2年生では,たま電(鉄道運行)の安全のために,信号機を活用していることを学びました。そこで,自分たちも信号機のプログラムをしてみようという学習活動を行っています。
なにはともあれ,信号(LED)に明かりがつかなければどうしようもありません。そこで,明かりをつけて消すというプログラムを組みました。
「“LEDをつける”でいいんよ。」などと言いながら,まずはやってみます。「あれ?つけへ~ん!!」実は,出力先を選ばないといけないんですね~。今回はA0端子です。
その後,つけてから消すということに。しかし,板書(黒字)のように,子どもたちの思いと,信号機の動作には大きなズレがあります。人間なら,部屋の明かりをつけても,自分の感覚や思いで消します。しかし,コンピュータには,そんな「思い」はありませんので,指示されたことを淡々とこなします。もう,お気づきだと思いますが,「つけて・けして」と指示すると,一瞬(コンピュータに設定された処理速度分)だけ光って消えます。
上の写真のように,フローチャートも自分でノートに書きますが,「あれ?一瞬や~!」「やっぱりすぐ消えた!」と嘆く子どもたち。…さてさて,どうすれば意図したように点灯することができるのでしょうか。点灯の目的なども必要になりますね。ただ単につけて楽しんで,もういいから消すというような人間が何気なくしていることは,人間にしかできなくて,コンピュータにとって大変難しい作業なのかもしれません。