和歌山大学教育学部附属小学校
 

入学選考について

 平成30年度第1学年児童募集について,こちらのページをご覧ください。

平成30年度入学選考志願者数
11月17日(金)17:00現在 
  単式専願
コース
 複式併願
コース
 男子74 名23名
 女子68 名21 名
 

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複式授業研究会2015 御礼

第15回 複式授業研究会
御 礼


 先日の6月20日(土),第15回複式授業研究会を開催しました。

 今年度の附属小学校としての学校提案である「問い続け,学び続ける子どもたち」という研究テーマのもとに,複式提案として「問いがつながる複式教育 ~学び合いの場を生み出すみとりと支援~」というテーマを掲げました。

 当日は,他府県からの参加も含めて,82名もの先生方にご参加いただくことができました。附属小学校が考える複式教育のあり方の提起を中心とした生活科・国語科・算数科の3つの公開授業,3つの部会に分かれての研究授業の協議会,複式教育や小規模校の実践に取り組む先生方の率直な疑問に応えるワークショップをいました。いずれも,参加者の皆様のご協力も頂き,大変活発な議論と交流が行われました。

 子どもたちは,自らの興味・関心にもとづいて「問い」を紡ぎ出し,ものごとの本質をねばり強く「個性」的に追究していきます。しかし,そうした「問い」の主体である「個」は,他者と切り離された存在なのではなく,仲間の問い続ける姿に触発され,相互に影響を与えながら,自分たちの学びの世界を豊かに発展させていきます。その結果,教室は子どもたちの学び合いの「舞台」になっていきます。

 これは,少人数の学び合いを何よりも大切にしてきた複式教育の教育実践の誇るべき姿だと思います。そして,このことは「言語活動の充実」を通して,21世紀型の学力形成に迫っていく学習指導や教育の課題に応えていくことにもつながっているのです。

 今回の複式授業研究会では,複式教育が本来もっている,そして,21世紀型学力やアクティブ・ラーニングなど,これから求められる新しい教育のあり方を指し示している「問いがつながる学び合いの世界」の具体像を検討するような場にもなったのではないかと自負しています。

 こうした成果を踏まえながら,私たち附属小学校としても,これからの複式学級の教育的可能性をどのように拓き,発展させていくかについて,引き続き追究していきたいと考えております。ご参加いただきました先生方に,衷心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

和歌山大学教育学部附属小学校 校長 船越 勝

 

授業の概要

●低学年・生活科 授業者:中西 大
 1年生「さあみんなででかけよう」 ~岡公園の秘密発見隊~
 2年生「作ろう遊ぼう工夫しよう」 ~楽しいおもちゃファクトリー~
 
 1年生は,自分が発見した遊びを友だちに紹介しました。ハート型の岩の話が出た際に,子どもが撮影してあった写真を見せたところ,「ほんまや! ハートや!」など,大きな反応が印象的でした。岩は持ち帰ることができないために撮影させてあったのですが,写真で紹介するという手法は,効果が 大きかったと思います。「また自分でも探してみたい。」「もう公園に行かないの?」など話す子どももいました。発表された遊びに興味をもち,木の 葉で作る顔の話で盛り上がり,授業内で実際に作っていました。
 
 2年生は,おもちゃ作りの工夫について発表しました。質問し合う場面も見られ,気付いていなかったことに気付ける瞬間があったと考えています。 また,動かしにくいおもちゃに目をむけさせることで,なんとかして動かそうと様々に意見を出していました。うちわを持ってくる子どもや息を吹きか ける子ども,磁石で…など,大勢で関われたことは成果だったと感じています。
 両学年を通して,言葉や文章を超える実物のもつ意味を改めて実感できました。物が多くあることで,選択肢が増え,さらに生かしたり工夫したりする活動につながると考え,今後の授業で活かしたいと考えています。

中学年・国語科 授業者:宮脇 隼
 3年生「もうすぐ雨に」
 4年生「一つの花」

 どちらの学年も物語文教材で,登場人物の心情の読み取りを行いました。大切にしたことは,二つの視点を設定したことと,その視点を一人一人が選択して読み取りを行ったことです。
 3年生は,【言葉】と【行動】という二つの視点です。それぞれの視点から登場人物に迫ることで,より深い読みになると考えました。子どもたちは,トラノスケと僕の心が近づいて行ったのかを,言葉からの読み,行動からの読みを根拠にしながら話し合いを進めました。本時では,雨があがってトラノスケが家に帰ってきたところだったので,心の近づきを表す曲線も,視覚的にも分かりやすいものになりました。
 

 
 4年生は,【言葉や行動】と【物語上に登場する重要なアイテム】という二つの視点でした。本時では,父がゆみ子に一輪のコスモスを渡す場面でした。登場人物の言葉や行動だけの読み取りではなく,一輪のコスモスの効果のついても気づかせたいと思っていました。二つの視点を決めることによって,子どもたちは一輪のコスモスにも焦点を当てながら話し合いを進めることができました。子どもたちから出た,「一輪のコスモスは,おにぎりの代わりなのか。高い高いの代わりなのか。父の代わりなのか。」という問いは,次時につながる素晴らしいものでした。

高学年・算数科 授業者:川村 繁博
 5年生「小数÷小数」
 6年生「分数÷分数」

 小数や分数の除法(等分除)の意味理解はなかなか難しいものです。
 小数や分数のときも整数と同じ考えが用いられ,わり算を活用することができることを理解させていくことが大切だと考えました。子どもたちが問題づくりを通して,問題場面をイメージ化して捉え課題解決に向かうことができるような取り組みを目指しました。
  5年生「小数÷小数」では,課題①「0.5mで96円のリボン1mの値段」を考えた後,課題②「0.8mで96円のリボン1mの値段」を考えました。子どもたちは,問題文のリボンの長さを0.1mや2mなどに置きかえて1mの値段を求める活動を通して違いや共通性を探り,考えを深めていきました。
    

 6年生「分数÷分数」では,まず,課題①「1/2枚のピザを作るのに,チーズが3/5kgいりました。このピザを1枚作るのにチーズは何kgいるでしょう。」という課題に取り組んだ後,課題②「5/6枚のピザを作るのに,チーズが3/5kgいりました。このピザを1枚作るのにチーズは何kgいるでしょう。」という課題に取り組みました。
課題①は,1/2枚が2つで1枚になるから5/6×2。かけ算でも足し算でもできる。
課題②は,5/6枚? 1枚分を求めるには・・・。足し算?かけ算?
「なんだかうまくいかないなあ。どうすればいいのだろう?」

    

 「枚数を変えて考えてみると,どうなるのだろう?」と子どもたちは考え始めます。
 【授業記録より】
S1… 3/5÷2=3/10  
S2 3/5÷1=3/5
S3 3/5÷5=3/25  
S4 ちょっといい。全部わり算になってる。3/5÷枚数になってるいるから,それに当てはめてしたらいい。
 子どもたちが自分で問題に当てはまる数を考え問題場面を絵図に表させることで,既習問題数と数や図を関連づけて考えることができたのではないかと思います。また,子どもたちは,既習と本時の課題とを比較して考えることで類推的に思考して自分の言葉で話し合い,解決の方法や手順を言葉や図等で書き表し,解決の糸口を見つけ課題解決に向かうことができたのだろうと考えます。
 

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