和歌山大学教育学部附属小学校
 

ICT活用授業研究会報告

ICT活用授業研究会の様子をお伝えします
123
2020/02/10

ICT活用授業研究会 御礼

| by ぽんた
 2020年1月25日(土)には,「子どもの思考力を育てるプログラミング教育とICT」をテーマに,第12回ICT活用授業研究会を開催しました。北は宮城県,南は沖縄県からの参加も含め,定員150名を大きく上回る205名の方々にご参加いただきました。厚く御礼申し上げます。

 当日は,8本の授業を公開し,座談会やプログラミング体験などをとおしてプログラミング教育や情報教育について考えることができました。全体会では,豊田充崇先生(和歌山大学教職大学院教授)にご講評をいただき,本校が積み重ねてきたICT活用授業の考え方の変化とその意味をたどっていただきました。
 4月に迫るプログラミング教育の完全実施に向け,授業づくりにご尽力されているみなさんと情報を共有し,共に学ばせていただきたいという思いから,定員で締め切らずに開催させていただくことにしました。そのため,授業の参観やプログラミング体験ブースでは,大人数のためにご不便をおかけしましたが,皆様のご協力によりスムーズに日程をこなすことができました。重ねて御礼申し上げます。

 本校では,ICT活用を日常化し,プログラミング・情報モラル・データサイエンス・情報活用能力の育成を中心として情報教育に取り組んでおります。いずれの分野も,未来を担う子どもたちが,情報化社会をより良く生きるために必要なものです。これらの分野における授業を公開し,皆様からご意見をいただけたことに大変嬉しく感じております。また,皆様にとって授業づくりのヒントになるものがあったのであれば幸いです。
 最後に,お忙しい中ご指導いただき,全体講評をお引き受けくださった豊田先生をはじめ,ご参加いただきました先生方に,心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

和歌山大学教育学部附属小学校子ども情報部ICT班
中西 大
 
 

情報教育カリキュラム
ICT活用授業研究会要項(約16MB)
 当日配布した要項です。こちらには,各提案・指導案(当日資料は含まず)・情報教育カリキュラムなど,各ページでそれぞれご覧いただけるものが全て含まれています。
17:09 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0) | ごあいさつ
2020/02/10

分数の授業におけるフローチャートの活用

| by ぽんた
●本実践の主張点
 具体物を操作して,等しい大きさに分ける活動をさせ,思考したことをフローチャートにまとめることによって,実感を伴って分数を理解し,多様な形や数を分数に表していく素地が育まれるであろう。

●本時の主張点
 具体物を操作し,もとの大きさを半分にしていく活動をさせ,思考したことをフローチャートに表すことによって,実感を伴って分数を理解し,分数を理解する素地が育まれるであろう。

子どもたちの思考を整理,可視化する
 本時の学習までに,子どもたちが学んだことをフローチャートにして教室掲示したり,具体物の操作をした結果を掲示したりしてきました。学習の際に,子どもたちが掲示物を見て,考えたり,話したりする様子が見られました。
 1/4の学習では,1/2での学習をもとに,「もとの大きさのものを,半分の半分の大きさにするといくつに分けられる」を学習課題として提示し,子どもたちが丸い形を操作して,いくつに分けられるのかを調べました。子どもたちが,「4つになる」ということを確認した後,「もとの大きさのものを同じように4つに分けた1つ分の大きさを四分の一という。」ことを確認し,子どもたちが操作した手順と,四分の一であることを確認できるフローチャートを提示した。このフローチャートを活用して,正方形,長方形,三角形の形も1/4になるのか,確かめました。
【フローチャートを示す図を後日挿入します】
 具体物を操作して,「4つに分けた1つ分になること,同じ大きさになっていること」を,フローチャートを見て確かめる子どもやフローチャートに沿って,自分の作ったものが1/4になっていることを,友だちに話す様子が見られました。


●フローチャートを活用していくため
 授業後の座談会では,課題設定と課題提示のタイミングが,もっと子どもの思考に沿って提示されることが必要であり,子どもたちが1/4になることを,フローチャートを活用しながら具体物を操作するためには,フローチャートにある「半分の半分」という言葉がない方が,効果があるのではないかとご意見いただきました。
 「半分の半分」という言葉は私が,子どもたちがスムーズに思考をしていくために,こだわって入れたものでした。このことが制約を生み,正方形を中心で折り,2つに分けたものをまたは半分にして,1/4を子どもが作ったときに,手順と当てはまらないという誤りができてしまったのでしょう。
 このことから,分数の学習でのフローチャートの活用は,子どもの思考を整理したり,子どもたちが具体物の操作をして分数になっていることを確認したりするために,効果的な面があることを感じました。しかし,子どもたちの柔軟な思考の妨げにならないように,フローチャートを作成し提示し活用させていくことの大切さを改めて考えることができました。



#分数
#フローチャート

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14:09 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 授業の様子
2020/02/07

生活のしやすさをプログラミング的思考から

| by ぽんた
 複式低学年,1・2年F組の授業の様子です。

 1年生は,エコな寒さ対策を考えました。前時までに出されていた寒さ対策などを整理し,地球に優しいエコな方法を順に選べるようにしようというねらいがありました。
 布団に入ったり,上着を着るなどエネルギーを使わない方法を先に選び,それでも寒い場合にはこたつに入ったり,ストーブを使ったりするというフローチャートを,子どもたちが考えを出し合いながら完成させることを期待していました。
 しかし,まず身近にある(授業後談)こたつをほとんどの子どもが選んでいました。そこで,エコな方法を選ぶということを確かめました。ここでは,子どもたち一人一人がフローチャートを書いていましたが,ある程度考えが出された時点で,8人で1つのフローチャートを完成させるという方法をとっても良かったかと考えています。座談会でもこの点をご指摘いただき,フローチャートを作成して共有するには時間がかかり,効率的に進めにくいこともあると考えるようになりました。フローチャートは,思考を可視化する良い手段だと考えていましたが,表現して共有し,まとめていく場面では使い方に配慮する必要があるとわかりました。
 子どもたちは,判断のフローチャートの進む先を丁寧に確かめていて,寒いならどうするか,あたたかくなったのであればそれ以上の対策は必要ないと考えられるようにしていました。上の写真のように,身を乗り出して友達のフローチャートを確かめる姿も見られました。また,「お茶を飲んであたたまる」のように,これまで全体に出せていなかったことも書いて表現することで,子どもたちがな得できる方法として伝えることができていました。

 2年生では,自動ドアの動きを再現しながら,動きを考えた人はどんな思いでプログラムを作成したのか考えました。

 特徴的だった病院とコンビニの自動ドアの動き方をビデオ(上の写真)で確かめ,開いている時間の違いやドアが開くスピードの違いにも気づいていました。そして,動き方に違いがある理由を,その場所や施設を訪れる人の様子を思い出しながら表していました。ここでは,自動ドアの模型をアーテックロボのキットを使って作成したもので動きを確かめました。(下の写真)

 子どもたちがかいたフローチャートをもとに,授業者がプログラムを入力して動かしました。授業の終盤では,押しボタンスイッチの自動ドアがあることを思い出した子どもがいました。どうしてそんな自動ドアを設置する必要があるのか,新しい課題を見出しながら授業を終えました。


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21:36 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0) | 授業の様子
2020/02/07

災害時に活躍する未来のドローン

| by ぽんた
 本時に至るまで,CHANGEではドローンのプログラミングの経験を重ねるだけでなく,社会科「自然災害から人々を守る」で自然災害が引き起こす被害について学んできました。実際に災害時の救助活動でドローンが活用されているからです。ドローンが救助活動で活用されていることを知った子どもたちは,共通して救える命が増えそうだという思いをもっていました。
 本時では,災害時における学びを生かし,道が分断され人が救助に向かえない状況でドローンができる具体的な場面を想定したルートを提示しました。意図したとおりにドローンが飛ぶのかiPad上のバーチャルで確かめ,実際に飛ばしてみるという姿が見られました。

 しかし,プログラムした距離と実際に飛行した距離のズレがあったり,機械の特性上意図した方向に進まなかったりし,目指すルートを進まないということが起こりました。そのような事態に対応すべく,子どもたちは,飛行距離を微調整したり,バーチャルで何度も試し,組んだプログラムに間違いないか確かめたりしていました。そのような姿から,誤差が生まれることや不具合もでてくることの理解もしながら試行錯誤できていたと感じています。
 その中で,「このままではまだまだ活用できない」「“繰り返し”のプログラムは,様々な地形があることや,予測できない事態が発生した際に,活用できない」といった実践を具体的に想定した課題をもつ子どもがいました。これらは,新たに必要なAIの技術にまで思考を広げられる可能性をもつ発言であったと感じています。
 
 座談会では,ICT機器が実社会でどのように活用できるのか可能性を考えること,また,場面に応じてどのICT機器が最適なのか自ら選択できるようになることなど,ICT活用授業がめざすところに関する学びを多くさせていただきました。本実践では,ルートを教師が決めたコースであったことから,教師の枠内で思考が留まるというご指摘もいただきました。
 子どもたちが,ICTの技術革新が生み出す社会への可能性を感じると共に,枠にとらわれず未来を切り拓いていく力を育むことができる単元づくりを考えていきたいです。

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14:06 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0) | 授業の様子
2020/02/07

わたしたちのくらしと政治

| by ぽんた
 単元名「わたしたちのくらしと政治」を見て,子どもたちは,政治は自分たちとは遠いものをいう感覚をもっていました。それが議員さんに出会い話を聴いたり,県議会場を見学したりすることで,少し政治に興味がわきました。
 しかし,和歌山市がどのような政治をしているのかは知りません。そこで和歌山市の長期総合計画から10年後の和歌山市像4つの指針を提示し,この4つに近づくために一番に力を入れる必要があるのはどれかなという疑問で,この単元をスタートさせました。
 子どもたちはインターネットを使ったり,家族に聞いたり,6年生にアンケートをとったりして和歌山市の現状について調べ,たくさんの情報を得ました(情報活用)。
 本時では,「情報を整理し,どのような流れでこの政策ができたのか確かめよう」というめあてで活動しました。自分たちが各々に集めた情報は,つながりがあるのかないのかもわかりません。子どもたちはグループになり,集めた情報がどんな内容なのかをフローチャート図やウェビングマップに表して情報を見直し,関係づけたり,分けたりしながら整理しました(情報の整理・分析)。その活動では「これ,いらない情報や。あっちのグループにあげよかな」や「これとこれはどっちが先?年代が…」など,つながりを見つける過程において,和歌山市像につながる現状について理解することができたように感じます。その後のグループ交流を通じても,説明し,質問を受ける中で,グループに足らない情報に気付いたり,各グループの共通点に気付いたりすることができ,さらに和歌山市の現状についての理解を深め,今後どのような政策が必要なのかについて考えるきっかけができました。
 協議会では,「情報活用」というテーマであった授業について沢山のご意見をいただきました。「情報活用といっても情報が多すぎると子どもたちは整理しにくいので,もっと狭い範囲のことを調べるとよいのでは?」というご意見や,反対に「たくさんの情報から自分の手でより分け,整理しながら話しているのかよかった」というご意見をいただき,情報活用の方法や情報の量について,また,社会科の授業について,協議をすることができました。
 目新しいICT機器は使っていませんが,身近にある情報を集め,整理・分析し,まとめていくことも論理的な思考力を育む方法の一つだと思います。今後はどのように情報を活用することで,子どもたちが論理的に考えられるのか,深い学びになるのかということを考えていきたいと思います。



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14:00 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0) | 授業の様子
2020/02/07

Let's Dance! My Robot Ball!!

| by ぽんた
 オーストラリアから本校に来られる先生方に,ロボットボールを活用して自分たちの思いを伝えることが目的です。
 外国語活動を行っている子どもたちとはいえ,英語でコミュニケーションを図るには負担が大きいものです。また,海外から来られる方がどの程度日本語が堪能か不確かです。そのような現状を考え,子どもたちにオリンピックの開会式でドローンが編隊を組み,観客を魅了する動画を視聴させました。
 その後に,「どうして,このようなことをするのだろう。」と発問しました。子どもたちから「すごいから。」「多くの国の人が来ているから。」「言葉がわからなくても伝わるから。」という意見が出ました。
 そこで,言語ではなく,色や動きや形で表現することで,思いが伝わるのではないだろうかと子どもたちに提案し,「ロボットボールを使って歓迎の思いを伝える」ことを共有しました。そして,子どもたちの意見から「Welcome to Japan」「お互いの国旗」「桜」を順番に見せるプログラムを組むことにしましたた。(図1)

図1 ロボットボールに表示する文字や形のイメージ

 その際に,7グループが協力して一つの作品を作ることにし,何が必要なのかを考えさせプログラムを組ませるようにしました。もちろん,プログラムを組むことで考えが可視化されますが,より明確に他のグループと考えの比較検討を行い改善が図れるように「距離」「スピード」「色」「角度」「協力」の視点を設けました。
 子どもたちは,ビジュアルプログラミングに興味を示し,問題なく操作を行っていたため機器の操作が活動に支障をきたすことはありませんでした。
 本時においても,子どもたちは自分のグループや他のグループとも協力し,積極的に活動を行っていました。また,課題解決のために試行錯誤を繰り返している様子から,本実践は概ね目標を達成できたと考えられます。(図2)

図2 実践の様子

 子どもたちが,他者の考えを受けて自分の考えの修正を図るために,教師がタイミングをとって声かけをおこないました。そのことで,情報の整理を行うことができ,全体で一つの作品を作ることになったと感じています。

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13:53 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0) | 授業の様子
2020/02/07

5Bバスケ~探せ!マイシュートレンジ~

| by ぽんた
 全員が5Bバスケに夢中になり,たくさんシュートをうつことをめざして取り組みました。ここでは,シュートのデータをとることにより,自分の得意なシュートレンジを見つけ,そこからゲームでもシュートをうつ姿につながってほしいと考えたからです。
 単元導入前に,「どこからうつと決まるのだろうか」と問い,朝の会の活動の時間や学級活動の時間を使ってシュートをうち,データをとり始めました。1カ所から10本ずつです。

 ①から⑧の内,毎日3,4カ所から計30,40本ずつうちました。④と⑧の場所については入りにくいと感じ,2回とってそこで終わりました。単元に入り,④⑧以外の場所は,本時までに4,5回ずつうち,データを貯めてきました。
 ゲームでは,前に動いてパスをもらうことや,積極的にシュートをうつことの声かけをして,よく動くようになりました。
 本時では課題を「データを生かして作戦を考えよう」とし,これまでとったデータに目を向けさせ,「自分はどこからならシュートが決まりやすいか」を知り,チームで作戦を立てさせることにつなげました。頭をつき合わせて話し合い,「〇〇ちゃんは,ここに行って!」とチームカードに書きこみました。そしてゲームでもその動きをしようと積極的に動く姿につながりました。運動が苦手な子どももその場所に動こうと,今まで以上にゴールに近づいたプレーになりました。
 振り返りでは,「シュートをうったけど,もうちょっとだった。得意にしたい」と,シュートを積極的にうったことが伺えたと同時に,シュート精度を上げたいと感じていました。一方,相手チームの守りがよく,ボールを運ぶのに時間がかかったチームは悔しそうで,「パスをもっとつなぎたい」とチームの課題に目を向けていました。
 座談会では,「ICT機器で撮影することも考えられるが,データをとることにより自分のシュート本数が分かり,客観的に見ることができる点が良かった」「これならすぐにできるのでやってみたい」というご意見をいただきました。一方で,データをとることに主眼が置かれすぎると運動量の減少になってしまうこともあるのではないかというご意見もありました。今回,単元前に何のためにデータをとるのかを話し,子どもたちが理解した上で取り組むことができたと感じています。また本時の話し合う姿から,データを活用する機会になったと思います。これを基に,次は自分たちから“データをとりたい!”と思える単元になるように考えていきたいと思いました。次は何のデータをとっていこうか楽しみです。

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12:24 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0) | 授業の様子
2020/02/06

ネット依存にならないように…

| by ぽんた
1.本時について
 本時の主張は,「はじめに,前時までの学びを振り返り,各教科等の学びを活用しやすい状況をつくることで,日常モラルやインターネットの特性を踏まえた問題解決ができる」ということでした。
 前半は,本時の学習課題の「どうすれば,ネット依存にならないよう,インターネットを上手に使うことができるか。」を解決するための方法として,「チラシで伝える」「口で伝える」などの予防法を「伝える・発信する」という意見が先行しました。伝える・発信するということに思考が向かいすぎて,肝心の予防法について子どもたちの口から語られなかったことから,「何を伝えるといいの?」という発問をしました。

 後半は,「約束(ルール)をつくること」と「約束(ルール)を守ること」の両方が大切であるという意見を多くの子どもたちが語りました。その中で,家族に協力してもらうことや家族会議を開くことなどの意見も挙げられました。さらに,フィルタリングを利用したり,「奥の手」として約束を破ったら,使えなくしたりするという意見も挙げられました。
 興味深かったのは,子どもたちが「自分たちが約束(ルール)を破ってしまう前提で話が進んでいること」と「約束やルールを破ってしまうだろうけれど,家族の協力などは,あくまで奥の手であって,基本は自分が約束を守れるようにしなければならないと考えていること」でした。「約束を守る」という規範意識が不十分であることは今後の課題ですが,自分たちの実態をよく省察しているからこその思考であったのではないかと考えます。
 最終的には,「一人ひとりちがう,その子に合わせた自分だけのルールをつくり,守ることが大切だ」という結論に至り,一時間の授業を終えました。
 【本時の板書】
 本時を振り返ると,「道徳で学んだ日常モラル」にかかわる知識や価値がよく活用されていた一方で,インターネットの特性については活用された様子が窺えませんでした。インターネットの特性について,例えば「インターネットは依存すると怖いけれど,便利だ」というような考えが活用される展開にするには,主張点にあるような「前時までの学びを振り返り,各教科等の学びを活用しやすい状況をつくる」という手立てや「フィルタリングを活用し,インターネットを利用できなくすれば問題がなくなるのではないか?」という発問では,効果が弱かったと言わざるをえません。
 しかし,本時の学びは,学活の学習へとつながり,次時には,具体的な約束(ルール)を考え,家族会議を開くという学びへと発展していきました。
 複合単元にすることで様々な教科等の見方・考え方をはたらかせながら,ある一定期間「ネット依存」について探究したからこその学びの発展であったと考察します。
【本時のまとめ】
【本時までの学習で学んだ知識や価値】
 
【考えを聞き合う子どもたち】

2.座談会での学び
 ネット依存への対処法を,「他律的なものから如何にして自律的なものにしていくの
か」ということが今後の実践で取り組まなければならない課題として浮き彫りになりました。また,どの学年でどのような情報モラル教育を行うのかということを学校全体で共有し,実践していくことの大切さを感じました。
 さらに,各家庭で情報機器の扱い,活用頻度や活用時間が異なること,保護者自身がいわゆる「ネット依存」の状態になっている場合が考えられることから,家庭と連携しながら情報モラル教育をすすめることの意義と困難さの両方があることを再認識しました。

●指導案はこちら
●当日資料はこちら:本実践の主張点にかかわる資料
21:51 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 授業の様子
2020/01/25

第12回ICT活用授業研究会

| by mg
すでに12回を数えるICT活用授業研究会。
今年はプログラミングの授業4本、データ活用情報モラルなど4本、計8本の授業に加え、プログラミングの体験会5ブースを展開しました。
  
土曜日の午後ということもあり、全国から200名を超える参会者をお迎えし、ともに学び合うことができました。
 
授業についての話し合いは、ざっくばらんな座談会とし、忌憚のないご意見を頂戴しました。

 
ロボットボールを転がしたり、ドローンを飛ばしたり、処理の行程をフローチャートに表したり、5つの体験会はどこも盛況でした。
4月からプログラミングの授業が必修になることもあってか、関心の高さがうかがえました。
全体講評は、初回からこの研究会にご指導をくださっている和歌山大学教職大学院教授 豊田充崇先生です。
これまでの本校のICT活用授業のあゆみをふり返り、これからも先進的で尖った実践を発信し、その中で定着していくものを各教科の中に位置づけていってほしいと激励してくださいました。
どうぞ、皆さん、来年のICT活用授業研究会(豊田先生は「フロンティア授業研究会」など改称を提案してくださいましたが…)にも、ぜひお越しください。 

17:15 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/02/10

研究協議・講演会の様子

| by ぽんた
 協議会・講演会では,様々なご意見をいただきました。当日はお足元の悪い中,多くの方にご参加いただきありがとうございました。

21:38 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 全体会の様子
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