授業・研究活動理科

6A4つの水溶液の性質とはたらき

第11・12時 4つの水溶液の性質とはたらき

 この時間では,これまで調べてきた5つの水溶液の調べ方を活用して,これまでとはちがう4つの水溶液(オキシドール,ミョウバン水,精製水,石灰水)の性質とはたらきを調べます。まずはめあてを共有しました。

めあて:4つの水溶液の性質やはたらきをまとめよう

 まずは,これまで水溶液の性質や働きを調べるための分類方法を確認しました。
 「見た目,におい,蒸発させる,リトマス紙,BTB液,アルミニウムを入れる,電流が流れるかどうかを確かめる」の全7パターンです。
 客観性(実証と再現によってより多くの人に承認されること。1つのデータそれと決めるのではなく,複数のデータから判断することが大事です)の観点から,1つの水溶液について2班以上が調べる状況をつくりました。その後,自分が担当の水溶液について調べる活動を行いました。調べる活動では,何から調べるか,同時並行にしても問題ないか等進め方を各班に委ねて取り組みました。
 実験の結果は以下の通りになりました。

【実験結果】

 実験結果が分かれたのは,精製水のリトマス紙です。BTB液はどちらも中性の反応が出ましたが,リトマス紙は1つの班が酸性,1つの班が中性でした。このことについては,炭酸水や食塩水同様,次回調べることを確認しました。
 今回は,自分たちで実験を進めたので,手続きの部分も振り返りました。安全面で考えると,改善点として,蒸発皿で蒸発させる際に火を止めるのが遅くなったり,ガスコンロの使用時に席を立ったり,ぞうきんを用意するのを忘れていたりする点が挙がりました。また,役割分担をあまりできず,1つの実験をみんなで見てしまったために時間がかかってしまったという振り返りもありました。
 安全面を考慮しつつ,見通しをもって行動するようレベルアップしていきたいです。

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