1年生シャボン玉
〇主張点
個人やグループで、手やいろいろな道具を使って、たくさん、おおきな、ながもちする、シャボン玉を作ることで、水にはいろいろなものが溶けることや、ものを溶かした水は、元の水とは性質が変わることを感じることができるのではないか。
○授業の概要
子供たちのシャボン玉の経験を問うと、たくさんの経験が出たが、どれも市販されたシャボン玉液と道具によるものでした。時代を感じました。
その後、活動に入りました。
4か所、シャボン玉コーナーを設置しました。
★第1のコーナー 手で作る
★第2のコーナー 紙コップとストローで作る
★第3のコーナー 金魚すくいのポイ、モールで作った星型や○、□などで作る
★第4のコーナー 針金ハンガーに毛糸を巻いたもの、輪投げの輪など、大きめの道具
どのコーナーにも、ただの水とシャボン玉水の両方を用意。
子供たちを4つのグループに分け、ローテーションで回った。
○子供の様子
★1 手で作るコーナー…

・感触を楽しむ。
・両手で○を作る。
・片手で○を作る。手の上に載せる。
※ほとんどの子は、ただの水道水を、手を洗う水だと考え、手をすすいでいた。水との感触の違いに気づいていたといえる。
★2 紙コップコーナー…
・ストローではなかなかできない。シャボン玉液にストローをつけたまま、息を吹き出してブクブク泡だらけにする。
★3 ポイとモールのコーナー
・シャボン玉液の方がよくできるので、次第にそちらに集まる。
★4 針金ハンガーなど
・友だちがハンガーを浸けているところへ、一緒に浸けに行くとうまくできないが、そのことに気づく子はいない。
・道具を重ねて大きいのを作ろうとする。
○ふりかえり
星型や四角型でもシャボン玉は丸くなる、さらさらした水はシャボン玉ができない。など、気づいていた。
シャボン玉経験を問う時間が、思いの外盛り上がってしまい、予定外に長引いたため、活動時間が短くなってしまった。
一巡しかしなかったが、一巡した後、うまくできなかった子の話を聞いて、どうすればいいという話し合いをして、二巡めをした方が学びにつながった。
※シャボン玉液の成分は、水、PVA入り選択糊、食器洗剤(界面活性剤30%程度)