3BのCHANGEの時間では「SDGs」に取り組んでいます。

これまで「SDGsとは何か?」「3Bで行うSDGsで取り組むこと」などを話し合ってきました。

3Bでは「海のごみ問題」から取り組むことを決めました。
学びを進める中で,「専門家の話を聴きたい」という思いが高まり,海洋問題について取り組まれている平井研先生に来てもらえることになりました。

実際に金曜日に来ていただき,平井先生からごみの問題のことや和歌山の海の様子についてお話をしてもらいました。
たくさんのことを教えてくださいましたのでいくつか紹介します。

【海に流れているごみ】
世界の海には1億5000万トンのプラスチックごみがあり,年間800万トンのプラスチックごみが増えるそうです。このままのペースでいくと2050年には魚よりもごみの方が多くなるそうです。

【海にごみがあると困る?】
海にごみがあると困るの?と研先生から尋ねられました。当たり前のように「困る」と子どもたちは思っていましたが思考がゆさぶられます。漁師さんたちなどは困るかもしれませんが,私たちが生活していても困ることはあまりありません。じゃあ困るのはだれなの?何のために海のごみ問題に取り組むの?そんなことを考えだしました。
そして,困るのは「海の生き物たち」ということを知りました。クラゲとまちがえてビニールぶくろを食べるカメ,口にプラスチックのわっかがからまり,口を開けられないアザラシなど数多くの生き物に影響を与えています。

【日本・和歌山の海は大丈夫?】
日本の海についても教えてくださいました。日本の海は大丈夫かな?という問いから始まりました。残念ながら答えはNOです。もちろんきれいな海,大丈夫なところはありますが。和歌山市の友が島にはとってもごみが多いです。友が島は無人島なのですが,海流によってちょうど友が島のところにごみが集まるようになっているそうなのです。和歌山の海はだいじょうぶと言いがたいです。

最後に,研先生は「大人だからこそできることがあるのと同時に子どもだからこそできるものがあります」と話してくださいました。3Bのみんなだからできることをこれから考えて取り組んでいきましょう。「3Bさんのことを応援しています!いつでも連絡ください」とおっしゃってくださいました。
これから何をしていくか,3Bみんなで話し合って進めていきましょう。

研先生,ありがとうございました!

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