4人授業の結果…(゚д゚)

複式12Fにおいて,検証中の4人での授業…。ちょうど視察の授業でもあった算数の様子をお伝えします。

子どもたちは,8人での授業でも道徳や算数の授業には早くから慣れてきていました。そのため,上の写真のように1年生でも一部僕が支援しただけで,どんどんとこなしていく記録が残っています。

下の2枚は,2年生のものです。写真の段階では,進度に違いがありますが,研究すべきはそこではないので,大丈夫です。

ただし,これらを比較して言えるのは,やはり司会と記録が効果的に活動できることが大前提だということです。

例えば,司会が指示を出さないとどうしてもフォロワーが頼ってしまうために停滞しやすくなります。フォロワーには,いつでも司会をサポートしましょうと指導しますが,やっぱり少しお休みモードになってしまうので…。仕方ないですけどね~。そして,記録もしっかりと発言を(今回なら式と答えなど)記録しなければ,自分たちの考えが残りません。つまり複式では,子どもたちが主体的になって(というのは若干綺麗事で),どんな課題であっても意欲的に進んで取り組み,待ち時間なんてないくらいに一生懸命に自ら探究する子どもを育てなければならないのだと実感したところです。もちろん,それを任せっぱなしにしないのが私たち複式教員の腕の見せ所です。ただし,それができる教員ばかりではありません。初めて複式を担当する先生であっても,若い教員であってもうまくいくようなシステム作りのためにがんばります!

ちなみに,少人数で見られた興味深い効果もありました。どちらかというと,よく発表するかと思います。そして考えたことや思いついたことをよく話します。授業用の話し合いになるようにある程度交通整理は必要ですが,子どもたちが互いにいつも以上にコミュニケーションをとりながら学んでいる様子が,初めて間もない頃から見られたのは嬉しかったです。

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