自分たちでおくるお別れ会
学級会では,挨拶・ドッジボール・お手紙やメッセージを伝える時間・プレゼントタイムなどを子どもたちが考えました。できるだけ,子どもたちの思いで会を創らせてあげようと思い,何をどうするかなど,僕からのアイデアは最小限にして,それ以外の助言をすることにしました。
すでにお家から手紙などを準備してきた子どもも多く,かわいらしい飾りのついたものを手渡したり,自分の言葉でお世話になったことなどを伝えたりしていました。実習生からもお手紙をもらって嬉しそうに読んでいました。
通常の複式授業では,僕が一人で全員をみますが,実習生がいる間には,それ以上に子どもたちは3人の支援を受けて,力を伸ばすことができたと思います。だからこそ,伝えるお礼の気持も大きくなったのではないでしょうか。3人が最後に挨拶をしたときには,涙涙(泣)。例年は,笑顔で送り出す12Fのお別れ会でしたし,僕も子どもたちと実習生互いに「笑顔でバイバイ!」と思っていましたが,感受性豊かな子どもたちからは,早くも涙がこぼれました。
さみしいのですが,実習は終わってしまい3人はいません。12Fの子どもたちは,お世話になった分,少しだけ3人にあまえてしまっていた点もありました。実習生がいなくなった火曜日からは,また自分たちで教え合い,学び合いながら学習活動を進めていきます。実習生がいなくなっても,授業に対する取り組み姿勢が大きく崩れることがないのは複式の良さでしょうか,翌日の授業では予想以上に自分たちでがんばっていた子どもたちの姿があって安心しました。