12F実習生との授業 その2

国語の時間です。

1年生は,「やくそく」の物語を楽しんでいます。この物語は,これまでになく会話文が多い教材となっています。登場人物とそれぞれ会話を確かめながら,例えば役割分担して読むなどして楽しむことができればいいのではないでしょうか。お家での宿題では,だんだんと読むことに飽きてくる子どももいます。そんなとき,たま~に…ちょっとでいいので役割を分けて一緒に音読を楽しんであげてください。

それぞれのあおむしが話した「  」を,4つに分けたカードに分ける作業を用意してくれていました。一生懸命に教科書を確かめながら誰の会話文か考えて分類していました。

2年生は,「いつ・どんな仕事をした」を対応させる学習です。教科書を見ると書いてあることはなかなか山盛りです。この中から今まで培ってきた要約の技を使いつつ,カードにまとめます。ただ,この「いつ」を表す言葉を確定するには,なかなか難しかったようで,ほぼ段落の最初にあることに気づくのに時間がかかり,7つある「いつ」がこのときの子どもたちの答えでは4つに…。僕が思うに,「時刻」だとか「順序(前・後)」の感覚と「時間」の感覚がまだ明確に身についていないことがあるかもしれません。時刻と時間の算数プリント…難しそうにしていますよね。確かに難しいと思います。2年生を担任するといつもです。大人でも時間と時刻を使い分けずに話してしまうことありますよね(*++)。

この授業をした実習生は,授業準備では早くもICT機器(タブレット)を使いこなす先生です。必要な資料を細かく切り分けたり,学習カードがどんなものであれば子どもたちが使いやすいかなどよく考えて多くの準備をしたりして,子どもの発達段階をも意識した教材を考えてくれていたように思います。

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