高めよう健康リテラシー

3月8日育友会保健体育部主催の健康教育講演会
「健康リテラシーがどうして必要か」

日本赤十字和歌山医療センターの金子至寿佳先生が講演をしてくださいました。

リテラシーとは、ある分野に関する知識を活用する力の事です。健康リテラシーとは、ずっと健康でい続けるために自ら体に良い食べ物を選ぶ力を身につける、『健康力』の事を言います。

今の自分を作ったのは、昨日までの自分の食生活。
未来の自分の体を作るのは、明日からの自分の食生活。

大抵の子どもはご家庭でテーブルに出された食事を食べます。
そのまま大きくなり1人暮らしを始めた時に、何を食べ自分の体を作るでしょう。
誰にも何も言われないからと好物ばかり、冷凍食品ばかり、ジュースばかり選び、食べ続けていたら、その未来は健康でいられるでしょうか。

食品の栄養成分表示を見ると、どれくらい糖分(=炭水化物)や塩分が入っているかがわかります。例えば、ヤクルト1本には、スティックシュガー(1本は3g) 4本分、カルピスジュース500mlには、22本分もの砂糖が入っているそうです。
冷凍食品には長期保存するために油がコーティングされています。
ラーメンには麺にも汁にもたくさんの塩分が入っています。

子ども達が将来自分1人でも体に良い物を選べる=健康リテラシーを高く持てるよう、今から健康な食べ物を選べる知識を持たせてあげましょう。
その知識は子ども達が独立する時や、夢を叶える時、親になる時、そしてもっと歳を取った時に、糖尿病やガンなどの病気にならない健康な体へ導いてくれます。

ご家庭でテーブルに食事が並んだ時、どれがタンパク質、脂質、炭水化物なのかを教えてあげながら食事をするだけで意識が変わるそうです。大人もまだまだ知識不足な面もたくさんあります。
この機会に、親子で健康リテラシーを高めませんか?

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