実習最終日。お別れ式があり，児童代表と実習生で互いに挨拶をしました。
　私たち教員も，昔はこんな実習をしてきたので，今このように教員をしています。毎年実習生を受け入れている本校にいると，毎年実習生だった自分を思い出します。今年は，実習ガイダンスで話をした際に，自分が実習生だった22年前の写真を一緒に見て，実習の思い出や勉強になったこと，そして今年の実習生にがんばってもらいたいことなどを伝えました。

　お別れ会が終わって下校の時刻。あるクラスに出かけると，実習生たちが前に並んで座って子供たちに囲まれています。目を真っ赤にしている実習生もいて，子供たちはにこやかに語りかけますが，さみしい気持ちやいろいろな思いがこぼれてきます。名前入りのカードや首飾りをもらって嬉しうそう。感謝の言葉がたくさんホワイトボードや互いが送る手紙などに表れていました。
　実習生という１ヶ月を終えた大学生たちは，これからどうするのでしょうか。ここで学んだんことを少しでも生かして，どんな仕事に就いたとしても思い出しながら努力を重ねてくれることを願っています。

　ちなみに，実習を終えた22年前のわたくしは，翌年の４月に同じ小学校に「先生」として現れましたとさ。