2020国語科提案
1.国語科の目標及び育みたい探究力と省察性
(1)国語科の目標
国語で理解し表現することを通して,①創造的・論理的思考の側面,②感性・情緒の側面,③日常生活における人との関わりの側面から言葉に対する見方・考え方を働かせ,言語感覚を養い,自分の思いや考えを形成し深める資質・能力を育成する。
(2)育みたい探究力
創造的・論理的思考や感性・情緒を働かせて思考力や想像力を養い,日常生活における人との関わりの中で,国語を正確に理解したり適切に表現したりするとともに,新たな考えを創造する力。
(3)育みたい省察性
テキストに書かれている言葉や自他の発言,または問題解決の過程や結果をふり返りながら,学級や個人の問題解決について調整したり,改善したりしながら問題解決の質を高める資質・能力。
2.国語科における探究的な学びのイメージ(単元)
3.探究力と省察性を育む指導
子どもの探究の質を高めるため、子どもたちの省察の質を向上させる指導を行う。その際、子どもの省察を「主体・協働・活用」の姿を踏まえた省察のルーブリックで評価する。そのために、授業づくりの「しかけ」(直接的な働きかけ・間接的な働きかけ)で、子どもの省察の向上を促していく。直接的な働きかけとしては、学習問題(課題)・発問・指示・板書などが挙げられる。また、間接的な働きかけとしては、掲示物・単元計画などが挙げられる。言語活動を通して、言葉の意味、働き、使い方などに着目し、対象と言葉、言葉と言葉の関係を捉えたり、問い直したりすることで、言葉への自覚を高め問題解決をさせる。
全文PDFはこちら