授業・研究活動国語科

授業PR 4B 宮脇 隼

語り手になろう ~ごんと兵十とわたし~
「ごんぎつね」

 ごんぎつねは,悲劇的な結末から読者の心に衝撃を与える作品です。しかし,この作品にはあまり描かれることのない「語り手」が存在し,悲劇的な物語の中にも安らぎを与えてくれます。本実践では,「語り手となり,この物語を誰かに伝えるとしたら」という視点で作品を読み,味わわせます。作品を語るためには,登場人物に寄り添うことと自分の考えを付け加えることを大切に展開していきます。また,「この話をしないと,最後の結末を伝えても意味がない」という構成や仕掛けに目を向けることもできます。ごんぎつねで学習したことを生かし,別の作品を誰かに伝える「語り手」を育てる学習を進めたいと考えています。

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