「スイミー」の世界を味わおう
2年A組の「もっと読みたい」「こんな工夫をしてみたよ」といった子どもから出る気持ちを音読の工夫として取り入れることでスイミーの世界を味わることができると考えて取り組みをしました。子どもたちの意見には「スイミーになりきって読みたい」「スイミーの気持ちを表現したい」という音読の目標が出てきました。スイミーになりきるには、スイミーの行動に着目しながら読み進めていかなければならないと考え、「文章にこう書いているからこういう風に表現したい」「文章にあるこの言葉ってどんな風に表現すればいいのかな」「このときのスイミーの行動はどのように読めばいいかな」という気持ちを大切にしていきながら表現活動を通して内容理解に近づけていきました。
本実践では、「スイミー」の各場面において「一番大事に読みたい文」を探しながらその理由を交流していきました。「一番大事に読みたい文」とは音読したときに自分が一番相手に伝えたい文のことです。数ある文の中から自分の伝えたいというこだわりの文を交流することによって物語を読む深めることができると考えたので取り組むことにしました。