わたしたちの住んでいるところ
本時の学習は,まちたんけんや地図づくりをとおして,まちの具体を見てきた子どもたちが,岩出市の子どもたちに紹介するガイドマップの表紙を考えることをとおして,和歌山市を俯瞰的に捉え直す時間でした。
「にぎやか」「しずか」「変化」という視点を出し,和歌山市の捉えを再構成していった子どもたちでしたが,説明の際に抽象的な言葉と具体とを結び付けて話すことができる子どもが少なかったことが課題として残りました。地図や写真など具体的なものを根拠に説明させることで,より具体と抽象が結びつく授業になったのではないかと考えています。
また,学習問題を「ガイドマップの表紙にぴったり合う言葉を探そう」ではなく,「ぴったりの表紙をつくろう」とすることで,子どもたちは写真や絵のような具体物をもとに互いの考えのズレに気づきながら,交流することができ,和歌山市を俯瞰的に捉え直すことができたのではないかと考えました。
●この授業の指導案