１．算数科・領域の目標及び育みたい探究力と省察性
（１）算数科の目標
・数学的な見方・考え方を働かせ，数学的活動を通して数学的に考える資質・能力を育成する。
（２）育みたい探究力
・日常生活や社会の問題，数学の事象を数理的に捉え，そこから数学的な問いを見いだす力。
・数学的に表現・処理し，問題を解決する力。
（３）育みたい省察性
・問題解決過程を振り返り，得られた結果を考察する。
・問題解決過程を振り返り，概念を形成したり，体系化したりする。

２．算数科における探究的な学びのイメージ（単元）

３．探究力と省察性を育む指導
（１）育成すべき資質・能力と問題解決過程の確認
　単元で身に付けさせたい三つの資質能力を明確化し，それを育成するために子どもがどのような問題解決過程を描くのかを予想する。（どのような数学的活動によって授業を構成していくかを考える。）　　問い見いだす力をつけるためには、どんな省察性を働かせたら良いか，どんなしかけをしていくか
（２）「見方・考え方」を生かす
　省察性を育むために，問題解決によって得られた結果を，言語化したり，批判的に検討したりする「見方・考え方」を指導する。問題解決過程の中で，「見方・考え方」を意図的・計画的に指導の中に位置づけて，指導していく。

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