授業・研究活動理科

ものの温度と体積③

 月曜日はチームに分かれて実験方法を考える時間でした。チームメンバーとの顔合わせをした後は,個人で考える時間,チームで共有する時間をとり,おおまかな実験方法を確認しました。同時に,それぞれの要素が温まることでどう変化するか予想を出し合いました。
 個人での思いには若干の違いがあるとは思いますが,チームでの話は下のようにまとまりました。

 缶チームは,アルミニウムのボトル缶が縮むことで中の空気が押し出されるため,栓が抜けたと考えているようです。そこで,本当に缶が縮むのか同じアルミニウムの試験片を湯に入れて実験を行います。10cmのアルミニウム板が1cmぐらい縮むと考えているようです。なにせ,ボトル缶は証拠品として当局に押収されていますので…(笑)。

 空気チームは,缶という条件を完全に排除しました。そのため,ペットボトルでの実験です。缶の影響を受けないはずなので,ペットボトルでも同じような現象が起こると考えたようです。「上に」と書いていますが,「空気が上にあがる(移動する)」という意味の予想だそうです。それとは別に,ふくらむという予想もあります。どちらにしても,それらは飲み口から空気が出てくるだろうということで,風船やビニール袋が膨らむはずだという実験です。なにせ,栓も押収されていますので…(笑)。それらで代用しますが,見えない空気の移動を見えるようにする方法としてなかなかいいですよね。よく考えたと思います。

 水チームも同じく,缶が押収されているので,ペットボトルで実験します。そして,ふくらむことだけを確かめたいので,キャップをしめてしまうというのです。そうすることで,ペットボトル自体がふくらむのではないかと考えているようです。ペットボトルがパンパンになるかも!と楽しみにしているようです。なにせ,中に入っていた水の様子もはっきりしていないので…(笑)。

 実験は,材料を揃えて木曜日に行います。どんな結果が出るのか楽しみです!

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