授業・研究活動理科

ものの温度と体積①

 4Cでは,「ものの温度と体積」の単元に入りました。今回は子どもたちに探偵になってもらい,事件の謎を追うという形で学べるようにしてみました。そのため,単元にはストーリーが流れ,あれこれ細かい設定があります。
 1時間目は,Yeonシイ探偵社代表の中西から,子ども探偵にミッションを与えました。それは,探偵依頼状というものにまとめてあります。こちら

 まず,依頼状を読みながら,現場検証を行った際の写真を子どもたちに示しました。

 栓は飲み口の上に乗っている(左上写真)ものや,遠くは3mほど飛ばされたような(右上写真)ものもあります。また,プカプカと浮かんでいるボトル(右下写真)ものもあり,実際に水をキチンと入れていたかもあやしくなっています。写真では,どのボトルもずいぶん空気が入っていたことが見て取れるようにしましたが,後半で…。
 しばらくこれらの証拠写真を見ながら,グループの仲間と意見を交流しました。携帯型情報端末で写真を拡大するなどして丁寧に探っています。中には,ボトルに必要以上に水滴がついていることに気づいたり,缶にはかなりの空気が入っているものもあると気づいたりしていました。

 そして後半,これらの写真の中で原因になったと思う要素を挙げようと言うと,「お湯・ボトルの水・ボトルの中の空気・缶がふくらむ」と発表されました。お湯は,温めるためという条件として確認し,他の3つの要素で何が一番関係していて,まず自分はどれについて検証実験をしてみたいか聞くと…その時点では,ボトルの水:17人,ボトル缶:9人,ボトルの空気:3人。実験まではイメージ図をかいて思考を明確にする時間もあるので,若干の変更はあるかと思いますが,空気が原因だと考えている子どもは特に少ないようです。
 次の時間は,それらの要素についてのイメージ図(予想)をかきます。今後の活動が楽しみです(^▽^)

↓証拠写真を見ながら,話し合う様子。

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