授業・研究活動理科

6A 理科「ものがもえるとき」①~本実践の主張点~

6A 理科「ものがもえるとき」の授業を紹介します。

本実践の主張点:
子どもたちが「こうだろう」と考えている論理をひっくりかえすことで,「なぜ?」という思いをもち,学習への意欲が単元を通して継続していくだろう。

をテーマに取り組みました。
「なぜ?」子どもたちにはこんな思いをもち続けて,いろいろな自然の問題に取り組んでほしいと願っています。子どもたちの中に「なぜ?」が生まれたとき,わくわく,どきどきと言った感情が自然に湧き起こり,「知りたい」「学びたい」につながります。

子どもたちに「なぜ?」を生み出すには,1時間の授業の中に,もしくは単元全体の中に,子どもたちの論理と実際に目にする現象にズレを入れることが必要だと考えています。

本単元におけるズレが表出する場面

密封空間で火が消えた状態を間のあたりにしたとき,空気がなくなったと考える子どもは少なくないでしょう。「使ったものはなくなる」これは子どもたちの生活経験からも出やすい考えと言えます。しかし,実際は,酸素のおよそ4パーセントが二酸化炭素に変化したのみであす。ここに,子どもの論理と目にする現象のズレが存在します。この瞬間,子どもたちの中に「なぜ?」が芽生えます。子どもたちから出てきた「なぜ?」がきっかけで,調べたいという学習意欲につながると考え,取り組みました。

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