授業・研究活動理科

4C「電気の働き」その3

●○●乾電池2本を使ったつなぎ方あれこれ●○●

 子どもたちの扇風機への思いの多くは,速く(強く)回したいということです。92%の子どもがそのように考えています。残りは,「首振り機能がほしい」と「きれいにまわってほしい」「記述なし」です。
 「電子(でんこ)ちゃんが仕事をしているんだから,もっと電子ちゃんがいてたらええやん。」というつぶやきを広めたところ,多くの子どもが首を縦に振ります。ということで,乾電池をあと1本追加することにしました。乾電池が増えると,どこにどうつなげばいいのかが問題になります。「導線はいくらでもあげるよ~。」ということにして,乾電池を2本使った回路図をかきます。

 回路になっていないという問題のある図が数枚ありましたが,子どもたちがほぼクリア出来ていたのは,ショート回路にならなかったことです。偶然でしょうか?いや,偶然ではないと信じます。子どもたちは,先日の学習でイメージ図をかきました。電子ちゃんが乾電池を出て導線を通ってモーターで仕事をしてくる。その意識が生きていたのでしょう。乾電池が2本になったとしてもモーターを介さずに別の極に戻ってくるという考えを自然と避けたことだと思います。
 そして,かいた回路図を分類しました。すると…こんなパターンが見えてきます。

-と-をつなぎ,+をそれぞれモーターに(逆も)つなぐ「4Cつなぎ」。

乾電池を-+-+とつなげる直列つなぎ。

-と-,+と+をそれぞれモーターにつなぐ並列つなぎ。

 以上のように分類することができました。ちなみに,直列つなぎと並列つなぎは,分類した後に名前があることを知らせました。並列つなぎは,子どもたちが「合流つなぎ」と呼んでいました。それも,なかなかのアイデア。よく考えついたものです。そして,名前がない1つは,「4Cつなぎ」になりました。だれだったかそんなことを言ったので,ポンっと採用!4Cつなぎの実験が楽しみです。

 分類したものをながめていると,F君がつぶやきました。「つなぎ方によって,速さが違うかもしれんな。」そんなつぶやきを課題とし,みんなで予想を立てました。はたして,速く(強く)回せるつなぎ方はどれか?…実は,全部そのつもりで回路図をかいたので,どれも速くなくちゃ困るのですが,そんなことを思いつくことも,疑いもせずに一生懸命に予想を立てていました。とっても素直な子どもたちです。

そして給食の時も扇風機と一緒(・∀・)
午後の図工と体育の時間もつけっぱなしておいて,帰る間際まで。「あ~あ,もう回らんようになってるわあ。」とさみしそう。

「先生!!!導線に電子ちゃん通ってる!ブルブルしてるもん!モーターもブルブルしてる!触って!」

子どもたちとの理科は本当に楽しいです(^^)

一覧にもどる