授業・研究活動理科

4C「電気の働き」その2

 2時間目は,一旦席に戻ってイメージ図をかきます。今回は,こんなストーリーを準備してみました。

研究指令:電子(でんこ)ちゃんのしごとをさぐれ!
 ある乾電池の中に,電子(でんこ)ちゃんというかわいい電気の子がすんでいました。電子ちゃんは,みなさんが3年生の時,乾電池を飛び出して豆電球に明かりを灯しました。
 1年後,今度はモーターを動かすことになりました。電子ちゃんは,一生けんめいモーターを動かしますが,みんなが「もっと速く!もっと長く!」と言うので,困っています。
 みなさん,電子ちゃんのしごとをさぐり,電子ちゃんを助けてあげましょう!

 イメージ図とは,見えない電子ちゃんの仕事を探るため,「実験(予想)をしてこうだったから,きっとこんなことが起きているんだろうな」というのを図や言葉で表す学習活動です。しばらくかいていましたが,子どもたちに聞いてみると,全員が「電子ちゃんは動く」という図にしたようです。

 そこで,電子ちゃんの動きを少しわかるようにする機器(=検流計)があることを知らせ,早速ラボに戻って実験です。検流計を回路にはさみ,針の振れを見ます。乾電池の向きを変えると針の触れ方が逆になります。何かが…電子ちゃんが逆向きに動くようになるのかもしれないことに,気がついたでしょうか?
 子どもたちのイメージ図は,乾電池の+極から電子ちゃんが出て,モーターに作用し,-極に戻る(途中で力尽きる電子ちゃん多数あり)もの。+と-から出てモーターに作用するものにほぼ二分しています。イメージ図についての話(電子ちゃんに対する自分のストーリー)は,翌日の朝の会でグループ仲間に紹介してもらおうと思っています。
 さて,ここで子どもたちの扇風機に対する思いを再確認です。どんな扇風機がいいのか…。口々に言いますが,「プロペラが強く回って,長いことついている扇風機!」と思っているのはほぼ全員です。そんな扇風機作りのための研究を進めていこうと話して授業を終えました。

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