授業・研究活動生活科

VRの効果は?

《2C学級通信より引用》

ICT活用授業研究会より
 授業では,子どもたちが発表するところからスタートです。この発表は盛り上がらないと思っていました。…読みが当たりすぎてある意味悲しくなりましたが,本当に盛り上がらなくて…。せっかく集めてきた情報を手にしているのに…。見てください,このしら~っとした感じ。視線もバラバラです。

 しかし,それは想定していたことだったので,ココでVRを投入です。比較的多くの子どもたちが気にしていた友だちの家付近の様子2件を含むVR画像をみんなで見ました。

 これにより一気に盛り上がります。真剣さも,表情も一変します。子どもたちは,すでにVRを体験しているのでVR自体への驚きは少なかったと思いますが,そこにある建物が多い街の様子と自然いっぱいの街の様子に,様々な声を上げていました。見てみたかった街や知らない街でも,このようにしてじっくりと上下左右前後と見ることで,様々な気づきがあります。ハルカスはきれいですが,足元に空き缶が…。自然はきれいですが,コンビニもありません。そんな気付きが出されるようになりました。

 その後の発表は,やはり活発になりました。上の写真のように,だんだん顔が上がって来ました!自分の立場を明確にしながら,発表が進みました。ある男の子は,下のように発言していますが,まだ話をしたかったという感想も見られました。

 情報活用では,必要な情報が必要以上にあり,それをどう選んで活用するかが重要になることも実感した授業でした。もちろん,自分の街や,好きな場所を撮影した情報が少なかったというわけではありません。それを裏付けするための情報や,建物↔自然を比較する以上に,建物↔ほかの建物という比較のための情報も必要だということがわかりました。
 いつものことですが,しっかりと授業の振り返りも書いて提出できていました。

 その日の宿題は,「話しきれなかったことをメモノートに書いてくる」でした。授業さらに得た情報を子どもたちがどの様に吸収して表出するのか知りたかったからです。

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