授業・研究活動生活科

ぼくらの街の貴志川線4~6

 生活科の授業を3時間充て,貴志川線の見学を行いました。本校では,生活科ボランティアにご参加いただき,子どもたちの生活科に関わる活動を助けていただいています。今回も,子どもたちの安全を守るため,引率にご協力いただきました。
 子どもたちみんなでワクワク,まずは貴志駅に移動です。今となっては大人気の貴志駅,どんな秘密があるのでしょうか。また,予想図に描いたことからイメージを膨らませながら出かけたことでしょう。

 今回は,子どもたちの見学目的に合わせたグループ活動です。僕は,参加人数の多かった「うめ星電車&いちご電車に乗る電車三昧ツアー」について行きました。乗って来た電車で岡崎前駅まで折り返し,向かいのホームに入って来る「うめ星電車」に乗り換えです。「すご~い!」「きれい!」「こんなのある~!」と本当に嬉しそうに乗る子どもたち。

 しかし,ここには仕掛けがあります。乗車時間約6分…。「もっと乗ってた~い!」そうですよね。でも,和歌山駅で分かれ,後発のうめ星電車に乗らなかったのにはわけがあります。「もっと乗りたい!」その思いをもってほしく,そしてその理由を子どもたちにもってもらいたいと思ったからです。あの時感じた「もっと乗りたい!」の気持ちはどこから来たものなのでしょうか。そんなことを子どもたちなりに表現し,今後の学習につなげたいと思います。

 途中の駅がとっても寂しい感じだとよ~くわかったグループ。貴志駅にはお土産がたくさんあって楽しい駅だとわかったグループ。貴志駅のつくりなどをじ~っくり見学したグループ。それぞれ,気付きや発見があったことだと思います。

 子どもの中には,勇気を出してお客さんにインタビューする様子も見られました。駅では時間がなかったので,お客さんにお願いして車内でお話を聞かせていただきました。「好きな電車はどれですか?」「新幹線です。」あれ?この答えほしかった?でも,これはこれで,何かの大きなヒントになると僕は思っています。子どもたちは気付くでしょうか。
 見学やインタビュー・活動計画やマナー以上の他のお客さんへの気配りなど,学ぶことは多くあります。しかし,大規模な見学でしたがとってもかしこかったと思います。子どもたちはマナーよく電車に乗れていたと思います。よくがんばりました。

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