街探検パート1「写真はどっち?」
大阪教育大学の木原先生をお迎えしての,ICT活用授業でした。前時の「どっちシリーズ」の続きです。おやつを食べるなら…ということも意識しつつ,写真を見てコンビニとハンバーガー屋さんの店員さんの工夫について,インタビューを思い出したり,写真で振り返ったりして気付くことができると考えて取り組みました。
子どもたちは,コンビニならではの様子やハンバーガー屋さんのお客さんにゆっくりしてもらえるような工夫など,予想以上に大人っぽい視点で,写真にある情報を読みとっていました。写真には,思い出す以上のことはもちろん,話を聞く以上に多くの情報が盛り込まれています。しかし,そんな多くの情報の中から,必要な情報を選び,考えて発信できることが,情報活用能力を育むことになると考えて取り組んでみたところです。
授業では,ポットの写真からスタートです。ラーメンやコーヒーを作るためのポットは,コンビニの工夫です。そして雑誌…あれ?一瞬止まりました。コンビニ?ハンバーガー屋さん?しかし,一緒に写っていた椅子や床,本棚,値札がないことからハンバーガー屋さんの貸出用の雑誌だという事に気づき,ハンバーガー屋さんの工夫と捉えることができたようです。
ごみ箱の違いにも気付き,描かれている絵が違うことや,ごみの形状や種類がちがうので,捨て口の形も違うことに気づきました。
予想以上に盛り上がったのは,車椅子のマークを示した時です。子どもたちの中で数人は,これが「身体が不自由な人専用のところで,一般の人が使ってはいけないところ」だということを知っていました。そんな知識を全体に広めつつも,「ハンバーガー屋さんにはなかったよね?」という話に。見落としたのかもしれませんが,ハンバーガー屋さんにはドライブスルーという機能があります。それで全てを補えるものではない(店の雰囲気など味わえないので)とは思いますが,子どもたちなりに色々考えて発言していました。「コンビニもドライブスルーがあったらいいのに…。(笑)」