音楽科授業・研究活動

演奏の仕方を工夫しよう(5年音楽♪)

☆校内研の前時の授業(振り返り)☆

パートごとに練習をしたり,グループごとに合わせたりして,「リボンのおどり」の全体の響きを感じ取ることができるようになってきた子どもたち。「今日も合奏する?」と元気良く音楽室に入ってきます。

今までは,アの部分を4回しか繰り返していませんでしたが,9回繰り返して演奏することにしました。演奏する前から「え~!9回も続けるの!?」という声が聞こえてきましたが,合奏する楽しさを感じてきたようで,喜んで演奏する姿が見られました。

 アを9回演奏した後に,演奏した感想を聞くと「長い」「疲れてくる」「ずっと同じ」の意見が出てきました。そこで,「どのグループも9回も同じことを繰り返して演奏していると聴いている人も飽きてこないかなぁ?」と子どもたちに投げかけ,

『グループで工夫して,聴いている人が最後まで楽しめる「リボンのおどり」を演奏しよう』という課題を設定しました。

♪ここで,もう少し子どもたちからじっくりと意見を出させて,もっと子どもたち発信の課題にできればよかったのですが,教師発信の課題になってしまいました・・・

“工夫”と一言で言っても「リボンのおどり」ではどんな工夫ができるのか?

以前に学習したリズムアンサンブルづくりでの学びを振り返りながら,子どもたちと考えることにしました。考えられるのは,「パートの重ね方(音色の響きの変化)」という意見でした。強弱や速さ,そして曲想など,他にも工夫できる要素はありますが,まずは,出てきた意見を取り上げて,パートの重ね方を考えることにしました。

 使ったのは,拡大ワークシートです。付箋を貼りながらグループで考え始めました。

一覧にもどる