6A「水よう液の性質」
6A担任の久保です。
今年度の研究会では,「水よう液の性質」の授業を公開いたします。子供たちの「水よう液」に対する捉え方が,本単元での学びを通じて変容することを目指して取り組んでいきます。
研究会までに子供たちがどのように学びを進めたのかご紹介します。
第1時 学習計画を立てる
まずは,第1時のめあてを共有しました。
『めあて:単元のゴールを知り,学習計画を立てよう』
この時間は,単元のゴールを把握し,学習計画を立てることを目指しました。
その後,単元のゴールの姿を共有しました。
『単元のゴールの姿:根きょをもって水よう液を分類しよう』
まず,理科における「水よう液」について共有するところから始めました。
子供たちからは,以下のような言葉が出てきました。
・何かを溶かした水
・透明なもの(色があるものもある)
・無臭のものもある
例えば,食塩水,ミョウバン水,砂糖水などです。
その後,水溶液とは何かを5年生に学んだ定義をもとに共有しました。水溶液とは,「ものが溶けた液」であり,溶けるとは均一に広がる,透き通る,粒が見えなくなる状態を指します。
この水溶液を「根拠をもって分類できるようになる」ことを目指すことを確認しました。
最終的には,炭酸水・アンモニア水・重曹水・塩酸・食塩水・ミョウバン水・オキシドール・石灰水に水(精製水)を加えた計9種類の水溶液を分類することを伝えました。
その後,水溶液を分類する方法にはどのような方法があるかどうかを考えました。
子供たちからは,以下のような方法が出てきました。
※「飲む」活動は安全面の配慮から取り入れないことも確認しました。
①目で見る,においをかぐ
②蒸発させる
③石灰水をいれる
④リトマス紙やBTB液,二酸化マンガンを使う
⑤アルミニウムをいれる
⑥電流を流す
いきなり9種類をあつかうのは大変なので,まずは塩酸,アンモニア水,食塩水,炭酸水,重曹水の5種類を中心に調べていくことを伝え,この時間を終えました。次回は,「目で見る,においをかぐ,蒸発させる」の3つで水溶液を分類します。