6A蒸発で水溶液を分類しよう
[第2・3時]見た目,におい,蒸発で水溶液を分類しよう
この時間では,見た目,におい,蒸発によって水溶液を分類することを目指しました。まず,めあてを共有しました。
めあて: 見た目とにおい,蒸発させることで5つの水溶液を分類しよう
5種類の水溶液(うすい塩酸,うすいアンモニア水,食塩水,炭酸水,重曹水)を駒込ペットで試験管にうつしとり,今日の実験方法について確認しました。その際に,以下のような注意点を伝えました。
【実験の時の注意点】
・目を守るために安全メガネを必ずかける。
・片付けの際には,水よう液を混ぜると危険なために,混ぜないように,それぞれの専用の容器に入れる。
【においで分類するときは】
・鼻を守るために水よう液のにおいをかぐときは手であおぐ。 (直接かがないようにする)
【蒸発させて分類するときは】
・蒸発させるときは,とつぜんはねることがあるのでのぞきこまない。
・水よう液が蒸発しきる前に火を止める。
その後,実際に見た目とにおい,水溶液を蒸発させることで水溶液を分類しました。実験後,結果を交流しました。結果は以下のとおりです。

見た目と蒸発に関しては全員が同じ結果だったものの,うすい塩酸に関しては,「においを感じた」「においを感じなかった」と結果が分かれました。うすい塩酸なので,もっと濃くすればにおいを感じる,においは個人差がある,と全員で確認しました。
実験結果をもとにこの時間の結論を下のように導きました。
【結論】
・見た目でわかるのは炭酸水。
・においでわかるのはうすいアンモニア水。うすい塩酸は多くの人がほぼにおいを感じないが,人によってはにおいを感じた。
・蒸発すると,食塩水と重そう水は白い固体が残った炭酸水とうすい塩酸とうすいアンモニア水は何も残らなかった。
今回の実験では,5種類すべてを分類することはできなかったため,次回の実験でまた探っていくことを共有してこの時間の学びを終えました。


