6A石灰水で水よう液を分類しよう
[第4時]石灰水で水よう液を分類しよう
この時間では,石灰水によって水溶液を分類することを目指しました。まずはめあてを共有しました。
めあて: 石灰水を入れて水よう液を分類しよう
前時の実験結果から,水よう液を蒸発させると,白い固体が残るものと残らないものがあることがわかりました。そこから,水よう液には食塩や砂糖のように固体が溶けているものと,液体や気体が溶けているものがあるのではないか,という意見が出てきました。
そこで,水よう液に溶けているものをインターネットで調べることにしました。調べてみると,塩酸には塩化水素(気体),アンモニア水にはアンモニア(気体),炭酸水には二酸化炭素(気体)がそれぞれ溶けていることがわかりました。
これまでの学びから,石灰水に二酸化炭素がまざると白くにごることがわかっているので,炭酸水に石灰水を入れて,白くにごるかどうかを確かめることにしました。炭酸水に石灰水を入れると,一瞬白くにごる様子が見られました。炭酸水が一瞬だけ白くにごったのは,二酸化炭素と反応し,その二酸化炭素が水よう液の外にいったのではないか,と考えました。石灰水をつかうことで,その水溶液が二酸化炭素かどうか判別することができることがこの時間で明らかになました。
【結論】
・水よう液には,気体がとけているものがある。
・炭酸水に石灰水を入れると白くにごったそれは,炭酸水には二酸化炭素がとけているからである。