6Aリトマス紙とBTB液で水よう液を分類しよう
[第5・6時] リトマス紙とBTB液で水よう液を分類しよう
この時間は,リトマス紙とBTB液を使って水溶液を分類することを目指しました。まずはめあてを共有しました。
めあて:リトマス紙とBTB液で水よう液を分類しよう
今回,新しくリトマス紙とBTB液を使うので,それぞれの実験道具について説明をしました。
【リトマス紙】
リトマス紙には色が2種類あり,水溶液をたらして元の色が変わるかどうかで,その水溶液を判別することができる。
直接触ると色が変わるかもしれないので,リトマス紙を直接触らずピンセットを使う。
ガラス棒に水溶液をたらしたあとは,必ず水でゆすぐ。
【BTB液】
BTB液のもともとの色は緑色をしており,水溶液にたらすと色が何色になるかでその水溶液を判別することができる。
BTB液はとても敏感なため,水溶液同士がまざらないよう特に慎重にあつかう。


その後,実際にリトマス紙とBTB液を使うことで水溶液を分類しました。実験後,結果を交流しました。結果は以下のとおりです。
【実験結果】

実験結果を出し合うと,結果が一致する水溶液と班によって分かれた水溶液がありました。
リトマス紙,BTB液共に,結果が一致したものは塩酸,アンモニア水,重曹水です。不一致だったのは,食塩水と炭酸水です。なお色の横に書いてあるのはその結果になった班の数です。その後,リトマス紙とBTB液の色と性質の関係について確認しました。
★リトマス紙の青色が赤色になる水溶液 ⇒ 酸性
★青色も赤色も変化しない水溶液 ⇒ 中性
★赤色が青色になる水溶液 ⇒ アルカリ性
☆BTB液が黄色になる水溶液 ⇒ 酸性
☆緑色になる水溶液 ⇒ 中性
☆青色になる水溶液 ⇒ アルカリ性
これらの関係と実験結果もとに,6Aの結論を下のようにまとめることができます。
【結論】

最後に,何が原因で実験結果が分かれたのかを尋ねると,
・リトマス紙を調べるときに使ったガラス棒がきちんと洗えていなかった
・炭酸水の二酸化炭素がぬけてしまった
・食塩水は酸性のものがあるのではないか
というような考えが挙がりました。炭酸水と食塩水は他のものよりも,わずかな変化しかないのかもしれないこと,実験の手続きに失敗があったかもしれないことを共有し,この時間を終えました。