6A判別の作戦を立てる
第14時 判別の作戦を立てる
この時間は,実際に4つの水溶液を判別するための準備を行いました。まずは,めあてを共有しました。
めあて:4つの水よう液を判別しよう
今回は実験班で,4つの水溶液を判別する方法を考えました。初めに示した「根拠をもって」判別するためには,「この実験をしたらこういう結果になる。その性質やはたらきをもつ水溶液はこれだ」と見通しをもって実験することが求められます。今回,判別に向けて2つの制限があります。1つは実験を20分以内にすること,もう1つは1つの水溶液に対して実験することができるのは3回までとすることです。判別に向けて考えるために,実験結果をまとめた一覧表を配布しました。


これをもとに,フローチャートと呼ばれる図で判別までの道筋をまとめました。フローチャートとは,図のようなそれぞれの手順を「箱」で表し,流れをそれらの箱の間の矢印で表すことで,どの順番でどのように処理するかを表現した図です。フローチャートを活用することで,「この実験を行えば,Aの結果になる水溶液とBの結果になる水溶液と判別できる」ということを意識して計画を立てられるようになることを期待しました。フローチャートには,実験すること,その実験結果とその結果から判別できること,準備物を書くように伝えました。
作戦タイムが始まると子供たちはどんどん議論を重ねながらフローチャートを作成していきました。

「食塩水とオキシドールの判別が難しい」とつまずきそうなポイントを予測したり,「先に蒸発させた方がいいかな」など実験の効率性を意識したりする様子も見られました。
このフローチャートをもとに,水溶液の判別を明日の理科では目指します。