研究主題(学校提案)
今年度の研究主題は,「生徒エージェンシーの発揮に向けた各教科からの接近」です。
生徒エージェンシーは,OECD ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)2030 において「変革を起こすために目標を設定し,振り返りながら責任ある行動をとる能力」と定義されています。生徒エージェンシーは周りの人と双方向的に共同して高まっていくとされていますので,教師も生徒エージェンシーを高める重要な要因となります。
そもそも,教師エージェンシーとはどのようなものでしょうか?教師エージェンシーとは,自分の教育活動と学校の取り組みを向上させるために,同僚と互いに関わり,学び合うことを通じて,子供のため(生徒エージェンシー),自分のため,そして,同僚のために何か貢献していく主体的な態度や力とされています。具体的には,次のような態度や力だと考えています。
・人それぞれに個性があることを認める
・子供も教師も幸せになれるような雰囲気やシステムをつくる
・自分自身の教師の専門性を高めるだけでなく,同僚の教師の専門性を高められるような取り組みを企画,運営する
・授業を,教師が子供に教えるものととらえるのではなく,教師と子供が協働しながらつくるものととらえ,実践する
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