提案学校提案

学校提案2019

未来に生きて働く資質・能力の育成(2年次)
〜確かな探究力を育むカリキュラム・マネジメント〜

 21世紀の担い手である子どもが未来を拓いていくためには,知識・技能を身に付けるだけではなく,身に付けた知識・技能を活用・発揮しながら自分に何ができるのかを認識し,問題解決にあたろうとする資質・能力が欠かせない。そこで,子どもに必要な資質・能力を明らかにし,それらの資質・能力をどのように育んでいくかを研究する。

●カリキュラム・マネジメントによる探究力向上の可能性
 子どもが「活用・発揮」を繰り返し,より確かな探究力を身に付けていくためのカリキュラム・マネジメントについて考えていきたい。
 授業では,子どもが知識を活用・発揮することがあり,それが学びを深め,子どもの探究力向上につながることは感じていた。これを,教師が意図的に活用・発揮できるようにするのが,カリキュラム・デザインの単元配列である。偶発的に見られた子どもの探究的に学ぶ姿を,意図的・組織的に見られるようにするため,カリキュラム・マネジメントに取り組んでいく。 また,グランド・デザインと3つの柱,探究力の関係を整理した上でカリキュラム・デザインを行い,そのカリキュラムをPDCAサイクルで運用することにした。

●研究の重点
(1)3つの柱でつなぐカリキュラム・デザイン 
 育みたい探究力を明確にした上で,その探究力が「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力」のいずれにつながっていくのかを考え,教科横断的な学びを行うことがどのような資質・能力育成につながるのかを意識していく。

(2)探究的な学びを生み出す学習課題の工夫
 子どもにとって自分事で切実感のある学習課題は欠かせない。探究的な学びに欠かせない学習課題について,改めて考え直し,研究に取り組む。

(3)学びを豊かにする見方・考え方と思考スキル
 教科固有の見方・考え方を働かせることで,学習者である子どもが学びの意味を理解し,学んでいることを実感することにつながると考える。
 思考スキルとは,考えることを具体に表したものである。どのような学びにおいても汎用的に働かせたい認知スキルとして思考スキルが活用・発揮されるような授業づくりを進めていく。

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