和歌山大学教育学部附属小学校
 

総合的な学習の時間

研究内容-総合的な学習の時間
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2022/02/28

過去から未来を予想しよう

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ICT活用授業研究会の振り返り
第4学年 総合的な学習の時間
「過去から未来を予想しよう」~私たちの生活を豊かにするデータの活用~
  授業者 力津 隼拓

授業づくりの「しかけ」
(1)自分事になる課題を設定する
本時における探究の質を高める場面は,課題解決のために,グループで必要な情報を集め,分析していく場面である。この場面を生むためには子どもたちに1時間のゴールを意識できるような課題を設定する必要がある。子どもたちがやってみたい,調べてみたいと思えるような自分事になる課題を設定することが必要だと考えた。そこで,本時では授業を行った季節(冬)に関連して,「今年,学校で暖房機器が使用できる期間はいつからいつまでだろうか。」という問いから,本時の課題を設定し,課題解決に向けて主体的に情報収集したり,情報分析したりする姿を引き出していく。課題を自分たちで設定することで本時のゴールを意識することにつながる。ゴールを自覚することで,課題解決に至るまでの過程を想定することになり,自分には何が足りないのかを分析しながら情報の収集や分析を繰り返すことにつながっていくだろうと考えた。

構想シート本時案はこちら(PDF)
振り返り全文はこちら(PDF)
17:50 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 授業・研究活動
2021/11/11

秋の教育研究発表会振り返り

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第5・6学年CHANGE「わたしたちのくらしとSDGs」
授業者:中山 和幸

●本時の主張点
スケールチャートやICT 機器を活用し,個の考えを可視化したり,必要に応じて互いの考えの交流や一人学 びができる時間を保障したりすることで,自分とクラスの仲間の考えの共通点や相違点,個々の考えのよさに気づき,よりよい考えを求め,課題の解決方法について再考する姿が実現できるだろう。

以下,本文は
こちらのPDFからご覧ください。

11:27 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0) | 授業・研究活動
2021/06/19

2021CHANGE提案

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※本校では,総合的な学習の時間をCHANGEと呼んでいる。

1.CHANGEの本質
 探究的な見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを通して,課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成する。そのために,探究的な学習過程において,課題解決に必要な知識及び技能を身に付け,課題解決に必要な概念を形成し,探究的な学習の良さを理解する。実社会や実生活の中から問いを見出だし,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,まとめ・表現することができるようにする。探究的な学習に主体的に・協働的に取り組むとともに多様な他者と互いのよさを生かしながら,積極的に社会に参画しようとする態度を養う。

2.CHANGEの目標及び育みたい探究力と省察性,見方・考え方
*CHANGEにおける育みたい探究力…実社会や実生活の中から問いを見出し,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析する中で,多様な他者と共に課題の解決方法を創造し,表現・発信する資質・能力
*CHANGEにおける育みたい省察性…自他の課題解決の過程や結果を俯瞰的に捉え,自他の課題解決の道筋や方法,意見や考えを調整したり改善したりしながら課題解決を進め,課題解決の意義や自己の生き方を考える自己効力感に支えられた資質・能力
*CHANGEにおける見方・考え方…各教科等の特質に応じて育まれる見方・考え方を総合的に活用して,課題に関わる様々な事象を多様な角度から俯瞰して捉え, 実社会や実生活の文脈や自己の生き方と関連付けて振り返り,考えること

3.CHANGEにおける探究のプロセスをとおした学びのイメージ

4.自己調整を生む指導
 CHANGEにおける自己調整とは,各教科等の特質に応じて育まれる見方・考え方を総合的に活用して,自他の課題解決の様子を客観的に捉え,自他の想いや願いにそった課題解決を進めることである。CHANGEにおける自己調整の過程は,理想とする課題解決と現状との「ずれ」,自己と他者の考えの「ずれ」,新たな情報・考え方等に気付き(気付く),課題解決の道筋を決めたり,最適解や納得解を創造したりするために価値判断・意思決定し(決める),表現したり,行動したり,評価したりする(動く)という一連の流れであると定義し,これらの過程の充実を図る指導を行う。
 教師のしかけの主なものとして以下の3つを行う。①子どもの想いや願いに沿ったオーセンティックな学習課題を設定することで,子どもが自分事の課題解決を進め,自分にとって有意味で自己の生き方を広げ深める「気づき」や「価値判断・意思決定」を促す。②教科等横断の視点を大切にした単元づくりを行い,各教科等の特質に応じて育まれる見方・考え方を総合的に活用しながら課題解決を進めることで,多種多様な学習の意義や見方・考え方を総合的に活用することの意義を実感できるようにする。③調整行動の意図的・計画的な指導を行うと共に,指導事項を可視化し,共有化するための学習掲示の工夫を行う等,自己調整について明示的な指導を行う。

5.研究の評価
 課題解決の中での言動,表現物等を用いて,研究の質的評価を行う。

21:29 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 提案
2020/06/21

2020総合的な学習の時間(CHANGE)提案

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1.CHANGEの目標及び育みたい探究力と省察性,見方・考え方
(1)CHANGEにおける育みたい探究力
実社会や実生活の中から問いを見出し,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,仲間と共に問題解決方法を創造し,表現・発信する資質・能力
(2)CHANGEにおける育みたい省察性
 体験的な学びを活かした自他の問題解決の過程や結果を振り返りながら,自他の問題解決について,調整したり改善したりしながら問題解決をすることで自己の生き方を考えていく資質・能力
(3)CHANGEにおける見方・考え方
他教科における見方・考え方を捉え,比較したり,関係付けたりして繰り返し活用できること。また,課題の探究を通して自己の生き方を問い続けること。

2.CHANGEにおける探究のプロセスを通した学びのイメージ

3.探究力と省察性を育む指導
 探究力と省察性を育むためには,学習の中で子供達の興味・関心,思いや願いを捉え,個々の言動を見取り,教師がいつ,どのように手立てや支援をしていくかが鍵となってくる。そこで,探究的な学びの中で具現化するために,3つのことを重視しながら単元づくりを行いたい。

〇魅力的な人・もの・こととの出合い(出会い)
・様々な人と何度も関わることで尊敬,憧れ
・身近で比較対象できるような学習材の選定と出合わせ方
 ⇒多様なハテナ,個々の探究力,実社会と繋がっている自分を見つめ直す

〇課題設定の工夫
・子供の思いや考えから(切実さ)
・前時までの学習を生かし,多様な見方・考え方ができる課題   
・子供の考えや呟きから深まり,次時の学習課題に繋がるように
 ⇒子供の意欲・関心の高まり,探究心の高まり

〇個々の多様な気付きを大事にする
・環境づくり…継続的で発展的な学習活動(目的をもった見学・話し合い活動・協働的な活動等)
 ⇒失敗や現実を知る,達成感を味わう
 ⇒自己効力感の高まり,協働性
・活動中や生活の中での言動,振り返りから見取る。
 ⇒明確化し整理することで次の課題が見えてくる。

全文PDFはこちら

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