和歌山大学教育学部附属小学校
 

入学選考について

 平成30年度第1学年児童募集について,こちらのページをご覧ください。

平成30年度入学選考志願者数
11月17日(金)17:00現在 
  単式専願
コース
 複式併願
コース
 男子74 名23名
 女子68 名21 名
 

保護者の方へ

警報発令時の臨休措置を改定しましたので,ご確認ください。
●家庭環境調査記入用紙(ワード版PDF版
 平成29年度用です。お手元にダウンロードした過年度のものを使用しないようにお願いいたします。
 

訪問者数

855036

校長挨拶

 御 礼

 去る6月11日(土),今年度の研究テーマ(学校提案)である「問い続け,学び続ける子どもたち ~子どもの言葉でつくる授業~」の下,複式提案「問いがつながる複式教育 ~学び合いの場を生み出すみとりと支援~」に基づき,第16回複式授業研究会を開催しました。
 天候にも恵まれ,他府県からの参加も含めて,史上最多の約130名の先生方にご参加いただくことができました。
 内容の詳細は,下のまとめを御覧いただければと思いますが,全体会での複式提案,算数,国語,総合の3つの公開授業(研究授業),低・中・高学年の3部会に分かれての研究協議,複式授業に関わってのワークショップ(交流会)を行いました。いずれも,参加者の皆様のご協力も頂き,大変活発な議論と交流が行われました。
 私たち和歌山大学教育学部附属小学校は,地元和歌山県の山間地などで取り組まれているへき地教育や複式授業などの実践課題に応えるべく,3つの複式学級を設置し,そこでの実践を通して,そのあるべき姿を長く追究してきました。そして,今回16回目を迎えるこの複式授業研究会で,地元和歌山県はいうまでもなく,全国に向けて発信して来ました。
 こうした私たちの歩みを通して明らかになってきたのは,へき地校や小規模校の複式授業が綿々と育んできた学びの姿やそこに含まれている教育的価値の豊かさですが,同時に,それらが単式学級も含めた現代の学校や学びの改革に対しても,確かな指針を指し示すことができるという確信です。それは具体的には,今日の学びの改革のなかで求められるいくつかの課題,それは例えば,「個」を徹底して育てる個別化・個性化教育,アクティブ・ラーニングにもつながる「主体的・協働的な学習」,学校と地域社会が連携という枠組みを超えて,さらにコラボレイションしていく「学社融合」教育などを先取り的に提起しているということもできます。
 特に,上で述べた徹底した「個」の追究とその思考から出発し,それらが自主的・主体的につながっていく「学び合う」学びは,授業の様式が「直間移動」であれ,「同時間接」であれ,私たち附属小学校がその教育伝統として何よりも大切にしてきたものです。
 今回の「問いがつながる複式教育 ~学び合いの場を生み出すみとりと支援~」という研究主題は,こうした私たちのこれまで大切にしてきた学びのあり方を継承しつつ,これからの学びのあり方や学校改革への問題提起ということを含んでいるのです。
 そうした点で,私たち附属小学校でも,これからの複式学級の教育的可能性をどのように拓き,さらに発展させていくかについて,引き続き追究していきたいと考えております。
 最後に,お忙しいなかにもかかわらず,指導助言をお引き受けいただいた先生方,及び,ご参加いただきました先生方に,衷心より御礼を申し上げます。
 本当にありがとうございました。

和歌山大学教育学部附属小学校 校長 船越 勝
 

当日の様子と授業の振り返り

低学年・国語科
授業者:宮脇 隼

「音読」の名探偵になろう!~小さな手がかりも大切に~
1年生「おむすび ころりん」 2年生「スイミー」

 1年生「おむすび ころりん」は,七五調の文章構成で,手拍子などを入れることでより,リズムよく音読することができます。そのため,「はなのみち」ではできなかった声の重なりを楽しむ音読にふさわしい教材だと考えました。子どもたちが何度も音読を繰り返すことによって,リズム感がある文章を読む心地よさ,楽しさを感じるような授業を計画しました。
 本時では,子どもたちは初めての研究授業だったことと,大勢の先生方が来てくれたことで,少し緊張した様子でした。いつもより声や手拍子も控えめでした。しかし,司会・記録係を中心に,自分たちでできることをしっかりと考えながら話し合いをしました。

 2年生「スイミー」では,主人公の行動によって場面が展開されていきます。スイミーの行動に着目しやすく書かれているので,気持ちの変化を捕らえやすいと考えました。また,一人ぼっちになってしまう経験,元気を取り戻す経験,協力して成功させる経験など,2年生の子どもたちにとっても想像でき,登場人物に寄り添える教材になっています。
 本時では,三の場面をどう音読するかについて考えました。子どもたちはそれぞれに自分が工夫したい観点をあらかじめ決めていました。声の強弱,音読の速さ,オリジナルの会話文を入れることでした。グループでの話し合いを通して,自分たちの音読をより良いものへ変化させていました。




中学年・算数科
授業者:川村 繁博

3年生「何倍でしょう」 4年生「何倍でしょう」
「具体から抽象へ」
 算数科では,よく「具体から抽象へ」という言葉が用いられます。しかし,普段の教室での子どもたちの様子を見ていると,突然,抽象化された数や式を見ても「何がなんだか分からない。」という,心のつぶやきが聞こえてきそうです。
 そこで,今回の授業では,具体から抽象化に至るまでの子どもたちの思考過程を具体物の操作活動や絵・図などを活用して表現させていこうと考えました。活動を通して,場面を子どもたちが自分の手で整理して考えることで倍関係に目を向けることができればと考えました。

 3年生の問題は,金・銀・銅の宝箱から1つを選び,中に入った宝石をもらうというものです。子どもたちには,宝箱の中は見えません。子どもたちは,中に入っている宝石の数を知りたいと話し始めます。見えないからこそ知りたい,そんな好奇心が子どもの探求心をくすぐります。
そこで,手がかりとなる条件を提示します。
 『宝箱に入っている宝石の数は…。銀には,金の2倍。銅には,銀の3倍 。』です。一見簡単なこの条件も,テキストのままではイメージがもてません。子どもたちは,絵を用いたり,仮の数を当てはめたりして考えを深めていきます。

 4年生の問題は,提示された砂山は,しげ君・妹・父・母の4人のうち,だれが作ったものかをテープ図とテキストを手がかりにしてひもといていくというものです。
 初めに与えた手がかりは,テープ図のみ。子どもたちは,勿論,必要な情報を様々に要求してきます。
 そこで次の条件を提示しました。『妹の山は,しげ君の2倍の高さ。母の山は,妹の3倍の高さ。』これで,4人が作った砂山の高さの関係は明らかとなります。

 そこで,すかさず「4人の砂山の高さを求めましょう。君は,何人まで求められる?」と投げかけます。


 もちろん,どれか1つでも,山の高さが分かっていなければ問題は解けません。
 子どもたちに,知りたい砂山の高さはどれかをたずねます。この問いかけにより,子どもたちは,全ての砂山の高さを知るには,しげ君の砂山の高さが必要であることに気づきました。そこで母の砂山の高さを子どもたちに伝えます。一瞬,とまどった子どもたちでしたが,すぐにテープ図に気づきます。そして,倍関係を捉え,見事に4人の砂山の高さを求めることができました。
 初めから,具体的な個数や高さを提示してしまうと,子どもたちは,単純に数を式に当てはめて答えを求めようとします。そこに,事象や現象,量感がしっかりと伴っていれば問題はないのですが,多くの子どもたちは単に計算して求めるという作業になってしまいがちです。そこに考えることの楽しさや,学びの深まりはあるのだろうかと考えます。
 あえて条件不備の問題を提示することによって,子どもたちの知的好奇心や探求心を揺さぶること,誰もが問題場面をしっかりととらえともに学び探究するする姿を目指して,授業に向かいました。
 授業の終末,宝箱を開けて数を確かめて歓喜する3年生の姿。4つの砂山の高さを求めて自慢げな子どもたちの姿がありました。
 これからも,子どもたちの学びを実りあるものにできるよう研究に勤しみたいと思います。



高学年・総合的な学習の時間
授業者:矢出 大介 

5・6年生「海を生業にしている人々」

 本時に至るまでに,子どもたちは多くの出合いを経験してきました。その中で,自分たちの身近にあった海についてあまり知らないことに気づきました。そして,本時では和歌山の海をもっと元気にするため,自分たちに何ができるのかということを話し合う授業を行いました。
 異学年で学ぶ良さを活かすために,それぞれの学年で話しあった考えを異学年に伝え,講評し合う予定でした。しかし,それぞれの学年での話し合いに時間がかかってしまい,異学年での活動をすることができませんでした。


 協議会では,もっと子どもが本気になるために,課題の工夫が必要であることなどのご意見をいただきました。
 10月29日の教育研究発表会では,子どもたちが本気で課題に向き合い,異学年も含めてみんなで高め合っている授業を見ていただけるようにと考えています。ぜひとも教育研究発表会にもご参加ください。
 

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