4年B組 音楽科
授業者 北川 真里菜
単元名 音のお・も・て・な・し
~五音音階をつかって,外国の人に「和」のよさを伝えよう~
本単元では,我が国の音楽や和楽器の音色に親しみ,そのよさや美しさを味わえるよう,お箏をつかった都節音階の楽曲の鑑賞・演奏・音楽づくりに取り組みました。

本時では,『さくらさくら』の鑑賞や演奏で学んだこと,またそれ以前の単元において得た学びを活用しながら意欲的に音楽づくりを行うことができました。
協議会では,以下のような点が子供の探究的な学びを促進したのではというご意見をいただきました。

・外国語活動やCHANGE,社会などと関連させたカリキュラムデザインを行い,単元を貫くめあて「外国の人に和のよさを伝えよう」を掲げたことで,子供たちが単元のゴールまで見通しながら主体的に学習に取り組めた。
・4月から積み重ねた学びを教室掲示として残すことで,子供たちが学んだことをいつでも振り返ることができ,活用発揮へとつながった。
・ペア活動に「旋律」「合いの手」という役割を設けることで、協働的に音楽をつくることができた。

また、省察性を促進したと思われる点については,以下のことが挙げられました。
・つくった音楽を可視化することで,視覚的に友達や自分のつくった作品を省みることができた。
・振り返りの観点「わ・か・や・ま」を提示してきたことで,めあてに即したうえでどのような観点で振り返ったのかを子供自身が自覚することができた。

一方,自由な発想で音楽をつくることに加え,お箏の伝統的な様式感についても学ぶことで,より深い学びへとつながることをご示唆いただきました。今後つくった音楽の発表に向けて更に演奏を高めていきたいと思っています。